7月16日の安倍晋三元首相、山谷えり子参議院議員、竹田恒泰先生、伊藤哲夫先生による「今、改めて明治の精神を考える ~内憂外患に処するバックボーンを求めて~」に
1200人以上の方々にご参集いただき心から感謝を申し上げます。
当日はテレビカメラも入り、盛況のうちに幕を閉じました。

主催団体の日本会議を代表して日本会議北海道本部理事長・田下昌明先生、
来賓代表として北海道神宮の吉田源彦宮司に御挨拶頂いた後、4人の先生方に順番に講演していただきました。

【山谷えり子先生】
「今こそ求められる日本人の覚悟」という題で、女系天皇問題・領土問題・慰安婦問題
といった、現代においても尚続いている問題を中心に、優しく穏やかな口調でお話されました。
「戦後の宿題を片付けるため、日本のお医者さんになって名誉ある日本を甦らせよう」と
参加者の皆様に強く訴えておりました。

【伊藤哲夫先生】
「教育勅語の真実とは」という題で、教育勅語が出来た経緯を詳細にお話していただきました。
当時の日本の教育は、古い時代のものは教育の場から一掃され、外国の教科書を翻訳して教えていたり、「日本に道徳はないのか?」という状況であったため、教育を立て直すべく、
教育勅語づくりに取り組んだという流れになったそうです。
万世にわたって通用する、日本の歴史にもとづいて国民に道を示すものが作成され、
この教えによって国民は団結し、その後の戦争で国を守ることに繋がったとのことです。

【竹田恒泰先生】
「明治憲法の根本精神を語る」という題で、現行憲法の1条と、大日本帝国憲法の1条の違いについてお話されました。
1条は天皇について書かれておりますが、前者は「象徴」、後者は「統治」という言葉が使われています。
後者は実は、草案の段階では「しらす(公平に治める)ものなり」となっており、
天皇が存在することによって自ずと国がまとまる、それが「統治の本質」なのだそうです。
日本にふさわしい憲法はどうあるべきか、しっかりと議論していきたいとのことです。
ユーモアも交えてお話され、会場からは時折笑いが巻き起こりました。

【安倍晋三先生】
本講演会のタイトルでもある「今、改めて”明治の精神を考える”」という題で、
中国の脅威について詳しくご説明いただいた後、先生が普段から主張されている
「戦後レジームからの脱却」について熱く語って頂きました。
敗北の中からのぼりつめる”明治の精神”を取り戻し、敗戦の時代に終止符を打たなければ
いけないとのことで、そのためには、明治時代不平等条約を改正するべく動いたように、
憲法を変えていく必要があると訴えられました。

講演終了後、伊藤先生・竹田先生・安倍先生のお三方が参加され、
シンポジウムが行われました。
伊藤先生司会の元、「明治とは」「明治の精神と今日の政治の問題点」といったテーマを定め、
竹田・安倍両先生にお答え頂くという流れでした。

明治とは「天皇の御存在に体現されている精神」「天皇の御存在ぬきにして、明治の精神を
語れない」時代であったこと。
「臣民」という言葉に「縁」という意味があり、日本固有の国のあり方が表現されていると
いうこと。
「明治の精神は、今一番必要だが、一番足りていない。明治の心、気概を取り戻すべき」と
いった内容をお話されていました。

また、教育についても言及されていました。
国を「愛おしいと思う」という感情を育てることが大切であること、日本人であることに誇りを感じられる時代になってほしいこと、教科書の記述はバランスを取ったものにした方が良いといったことをお話されていました。

そして最後に、共催団体の日本会議北海道地方議員懇談会を代表し、釣部勲道義の御挨拶をもって、3時間以上に及んだ講演会が終了しました。

先生方による講演で、明治は、欧米列強に小国でありながら立ち向かっていき、日本の歴史、伝統を守ってきたことを再認識した次第です。

もう一度、その気概を今を生きる我々日本人は再認識するべきではないでしょうか。